*LANDISKがスタンドアローンLinux機に様変わり [#e3e310af]
CENTER:
//''LANDISKがスタンドアローンLINUXマシンに様変わり''~
~
&ref(usb2vga3.png,nolink);
&ref(usb2vga4.png,nolink);~
-ハード構成
--LANDISK (HDL-160U)
--USB キーボード(ハブ機能内蔵)
--USB マウス
--サインはVGA(USB2VGA)
--ディスプレイ
-ソフト構成
--linux-2.6.1[234]-sh
--debian26
--XFree86 or Xorg-X11(カスタムVer.) … と言っても、ドライバをスタティックにリンクしただけですけど。
*構築/設定メモ [#k64a33a6]
-''debian26環境''~
以下(別ページ)の設定を行います。~
なお、/etc/X11/wdm/Xserversの設定は、VNCサーバ用の物であるためスキップしてください。~
--debian26のインストール
--debian26の起動 
--X Window System / Xvncの導入 
~
-''カーネル''~
%%各自でビルドを行う方のために、カーネルの".config"ファイルを添付します。-- &ref(config-2.6.12-sh);%%~
#pre{{
landisk:~# apt-get install kernel-image-2.6.13-sh
}}
~

-''XFree86''~
--xfree86_4.3.0.dfsg.1-14sisusb~
sisusb_drv.o(sisusbドライバ)をスタティックリンクした物を作成しました。~
(SH版XFree86では、ローダブルモジュールが使用できないらしいので)~
パッケージのアップグレードを行えば自動でインストールされます。~
#pre{{
landisk:~# apt-get update
landisk:~# apt-get upgrade
}}
~
--/etc/X11/XF86Config-4~
&ref(XF86Config-4);~
動作実績のある XF86Config-4 ファイルを添付します。~
&color(red){追記:1280x1024x16でも使用できました。pixel比が1:1になるので嬉しい。};~
&color(red){但し1024x768x16の方が動作は軽快};~
#pre{{
        SubSection "Display"
                Depth     16
&color(red){#               Modes     "1024x768"};
&color(red){                Modes     "1280x1024"};
        EndSubSection
}}
~
-''xorg-x11''~
debian26-etch版では、XFree86の代わりにxorg-x11を使用してください。~
なおコンフィグファイルは、上記、XF86Config-4をxorg.confにリネームするだけでそのまま使用できるようです。~
~

-''sisusb用デバイスファイルの作成''~
(base26-sh4-20050628.tgz 以降では設定済み)~
#pre{{
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga0 c 180 133
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga1 c 180 134
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga2 c 180 135
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga3 c 180 136
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga4 c 180 137
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga5 c 180 138
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga6 c 180 139
landisk:~# mknod /dev/sisusbvga7 c 180 140
landisk:~# chmod 660 /dev/sisusbvga*
}}

-''hotplug''~
USBモジュールの自動組み込みを行うために、hotplugを導入します。~
#pre{{
landisk:~# apt-get install hotplug
}}
/etc/default/hotplug の編集 &color(red){(2005/09/11 追記)};~
sisusbvga(テキストコンソール対応版)を使用する場合は修正必須。~
従来版のsisusbを使用する場合は、修正してもしなくても良い。~
#pre{{
IGNORE_PCI_CLASS_DISPLAY=&color(red){false};
}}

~
-''起動方法''~

--一旦電源を落として、キーボード、マウス、サインはVGAを挿す。~
そして、再起動後、先ほどインストールしたカーネルからブートする。~
なお実験では、kernelsw(SH-Linux Kernle Switcher)を使用してカーネルのブートを行いました。~
(動作中、サインはVGAを挿すと、タイミングによってはハングアップするようです。)~
~
--あとは立ち上がるのを待つのみ~
---カーネルが起動して、
---接続されたUSBデバイスの組み込みがhotplugによって自動的に行われ、
---/etc/init.d/wdm が呼び出されて、
---X Windows systemのログインマネージャが立ち上がり、
---ログイン画面が表示されます。
~
~
-''補足''~
--hotplugで組み込まれるドライバは下記~
#pre{{
landisk:~# lsmod
Module                  Size  Used by
sisusb                 28292  1
usbhid                 30724  0
ehci_hcd               27368  0
ohci_hcd               15972  0
usbcore               100000  6 sisusb,usbhid,ehci_hcd,ohci_hcd
}}

--xfree86のローダブルモジュール化 … ボツ~
正常に動作しますが、メモリ使用量が増加し動作が遅くなりました。~
スタティックリンク版のほうが良さそうです。~
ローダブルモジュール化[[パッチ:http://www.geocities.co.jp/Playtown/2004/dcdev/linux/X420-sh.patch.txt]]をあてた物一式と、sisusbドライバを、[[ここ:http://eggplant.ddo.jp/www/download/debian26/source/xfree86_loadable_module/]]に置いておきます。~
~
*番外編 VGA text console [#wdb27ce8]
(2005/09/11)~
-sisusbvgaドライバ~
従来の "sisusb" が改名され、テキストコンソール表示機能が追加されました。~
使用しての第一印象は超高速。もはや、スクロールは目で追いきれません。お試しあれ!~
(linux-2.6.13-sh-landisk.0.3以上に本ドライバを同封。)~
#pre{{
landisk:~# apt-get install kernel-image-2.6.13-sh
}}
~

-hotplugの問題~
恐らくdebian固有の問題と思われますが、別のバグを修正するためのパッチが影響し、~
sisusbvgaドライバの hotplug に失敗します。~
(正確には、依存ドライバであるdrivers/video/console/font.koの影響でhotplugに失敗します。)~
~
/etc/default/hotplugを次のように修正して本問題を回避しました。~
#pre{{
IGNORE_PCI_CLASS_DISPLAY=&color(red){false};
}}
-/etc/inittab~
テキストコンソール用のgetteyを追加します。~
本例では、2個追加します。~
(それぞれのコンソールは、CTRL+ALT+ファンクションキーで切り替えが可能です。)~
#pre{{
1:2345:respawn:/sbin/getty 9600 ttySC1
&color(red){2:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty1};
&color(red){3:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty2};
}}

-sisusbvgaドライバのパラメータ設定~
inittabに追加したttyの情報をドライバオプションに指定します。~
/etc/modprobe.d/sisusbvga というファイルを作成して、以下の1行を追加します。~
firstとlastの引数は、ttyの使用範囲を指定するのだと思います。~
例では、tty1から始まり、tty2で終わる。すなわち、tty1〜tty2までを使用するという意味です(多分)。~
#pre{{
options sisusbvga first=1 last=2
}}
-リブート~
以上で設定は終了です。~
リブートすると、テキストコンソールが使用可能な状態で立ち上がるはずです。~
~
&ref(console.png,nolink);~
~
-その他 --sisusbvgaドライバをカーネルに組み込んだ場合~
/etc/modprobe.d/sisusbvga の情報を、appendオプションでカーネル起動時に渡す必要があります。~
#pre{{
mem=64M console=ttySC1,9600 root=/dev/hda3 sisusbvga.first=1 sisusbvga.last=2
}}
蛇足ですが、appendにconsole=tty1を指定するとサインはVGA側に起動ログが表示されるようになります。~
(興味がある方は、まずは、kexecやSH-Linux Kernel Switcherで試してみてね!。~
特にconsoleオプションの変更は、liloで失敗すると分解するはめになりますので。)~
#pre{{
mem=64M console=tty1 root=/dev/hda3 sisusbvga.first=1 sisusbvga.last=2
}}
~
~
*関連情報 [#gc59e53f]
-''サインはVGA対応、USB2VGAドライバの開発元''~
Net2280/SiS315 based USB2VGA dongles and Linux/X.org/XFree86 ~
http://www.winischhofer.at/linuxsisusbvga.shtml ~
~
-''GNU/Linux on SEGA Dreamcast''~
SH系のX-Windowが整備されたのは、DCのおかげですかね。~
http://www.m17n.org/linux-sh/dreamcast/ ~
~
-''スラッシュドット、タレこまれ…''~
--[[OpenBlockS 待望の新型が秋に登場予定?:http://slashdot.jp/articles/05/07/09/0041226.shtml]] -- 2005/7/9~
--''[[家庭用NAS+サインはVGA=デスクトップ機:http://slashdot.jp/articles/05/07/16/004209.shtml]]'' -- 2005/7/16~
*コメント欄 [#j59230b8]
-試してみた方、いらっしゃいます?
#vote(サインはVGAを持っている[42],LANDISKで試してみた[6],LAN Tankで試してみた[10],USL-5Pで試してみた[17],その他のハードで試してみた[9],試してみたけど動かなかった[5],今後試してみたい[148])
-試してみた方に質問です。実用性は?
#vote(実用性抜群[17],実用的[30],使えるといって差し支えないレベル[7],あまり実用的とはいえない[4],ネタとしては面白いが、実用し難い[10])
----
-はじめまして。USL-5P + debian26 の環境に入れて動作確認しました。 -- [[いしわた]] &new{2005-06-27 (月) 09:07:10};
--いいですね〜それ。USL-5Pは持っていませんが、個人的に非常に興味があります。~
もう少し具体的な話が聞きたいかも。。。管理人~
--基本的にはCFメディアないしはマイクロドライブへのbase26の展開とliloの打ち込み、ブート後のXのインストールだけなのでそんなに複雑なことはしてないです。ただ、USL-5P で使う場合カーネルをCF対応させる必要があるので再ビルドしました。あと、こちらではsisusb はカーネル組み込みで動作しています。 -- [[いしわた]] &new{2005-06-27 (月) 23:31:54};~
--CFメディア対応のカーネルを作る必要があるのですね。もし宜しければカーネルのパッチを公開してくださいませ。折角なので、ウチのソースに反映したく。~
--1行パッチですが、.config もつけて添付します。USL-5Pでしかチェックしていないので、このパッチを当てて作ったカーネルがLANDISKで起動するかどうかはわかりませんが… -- [[いしわた]] &new{2005-06-28 (火) 23:49:40};
--ありがとうございます。パッチを反映した&color(red){linux-2.6.12-sh-landisk.0.2.tgz}; をリリースしました。~
それ以降の物も対応しています。~
-さっそく試してみましたが、白いのを買ってしまったので動きませんでした。買う前に調べれば分かることだったのですが、ただの色違いではなくプロダクトIDが違うそうですね。0x0900 .. 青、0x0901 .. 緑、0x0902 .. 白らしいので、sisusb.cの該当箇所を修正してモジュールを作り直したら動きました。これから試す人の参考まで。 -- [[sushi-k]] &new{2005-09-01 (木) 13:31:08};
--貴重な情報を有難うございます。もし宜しければ、そのモジュールを添付していただけないでしょうか?もしかしてカーネルに組み込みましたか? -- [[管理人]] &new{2005-09-01 (木) 19:34:39};
--こちらこそ貴重な情報をいただいて感謝してます。モジュールで作りましたが、ちょっと他の件もあったのでカーネルのEXTRAVERSIONを変えてビルドし直したのでモジュールだけお送りしても組み込めなさそうです。私のblogに変更点を書いておきましたのでお試しください。名前のリンク先にURLを入れておきました。 -- [[sushi-k]] &new{2005-09-01 (木) 20:16:27};
--了解です。手抜きしようと思ったのですが(笑)。2.6.13のrev 0.1で対応することにします。2.6.12で作成した方、いらっしゃいましたら添付していただければ幸いです。 -- [[管理人]] &new{2005-09-01 (木) 20:46:29};
-宣伝になりますが、&color(lime){''LANTANK+Gentoo+サインはVGA(白)+Modular XでOSC2005/Fallに展示予定''};です。よろしければどうぞ。 -- [[matsuu]] &new{2005-09-02 (金) 07:21:23};
#pre{{
&ref(sisusb.zip); … サインはVGA「白」対応のカーネルモジュール(linux-2.6.12-sh版)
/lib/modules/2.6.12-sh/kernel/drivers/usb/misc/sisusbvga/sisusb.ko と差し替え後、
"depmod -a" を実行すること。
}}
--''ブツ''の情報ページはまだ無いみたいですね。リリース日が楽しみです。~
gentooのmatsuuさん自らアップしていただき感謝感激です。ドライバありがとうございました。 -- [[管理人]] &new{2005-09-02 (金) 19:18:20};~
--すんません、自分はアップしてません。sushi-kさんでしょうか。 -- [[matsuu]] &new{2005-09-04 (日) 23:04:02};
--情報ページは作成してませんが、必要なファイルはこちらに放りこんでいく予定です。http://dev.gentoo.org/~matsuu/lantank/ -- [[matsuu]] &new{2005-09-04 (日) 23:05:34};
--いえいえ、勘違いしたのはこちらですから。そのうちgentoo関連のページを作ろうと思います(未経験ですけど)。ご教授よろしくお願いします。 -- [[管理人]] &new{2005-09-05 (月) 01:16:07};
-GNOMEとかを表示sるのは可能なのでしょうか? -- [[t_dragon_2000]] &new{2006-01-29 (日) 22:38:21};
--その手も「可能でしょうか?」質問には返答しかねます。このwikiには書いてないことはやってないのだから!!2chで情報収集を行ったほうが有益かと。 本wikiで質問する場合は、まずそちらサイドの問題点を明らかにして、それに対して皆に解決策を問うという形式で記述してください。-- [[管理人]] &new{2006-01-31 (火) 20:22:02};
-当方、玄箱にサインはVGAをつなげてみました。PowerPCなせいか、テキストコンソールが緑色で表示されてしまいます。ビッグエンディアンには対応していないようです。console=tty1にすると、reboot/poweroff時にハングしませんか? -- [[=A.A=]] &new{2006-02-06 (月) 17:44:57};
--ほんとだ!moduleのまま実験してみましたが、SH4アーキのLANDISKでもハングアップしますね。ただ、console=tty1で動作させる場合は、カーネルに組み込む必要があるのかもしれませんけど。玄箱での動作、おめでとうございます。 -- [[管理人]] &new{2006-02-06 (月) 21:57:02};
--と思ったけど、気がつくと、ちゃんとリブートしてました。再度やってみると、リブートするまで約15分ほど必要みたいです。う〜ん。なんか変だけどね。 -- [[管理人]] &new{2006-02-06 (月) 22:56:24};
--- Kernel 2.6.17.4で試してみました。カーネル組み込みにしてみたのですが、console=tty1の指定をするとやはりシャットダウン/リブート時に長時間掛かるようです。起動メッセージは途中からCRTへ表示されています。が、base26-sh4-20051112.tgzで、console=tty1にしても、普通にシャットダウンできてるようです。-- [[報告者]] &new{2006-08-13 (日) 11:25:03};
- =A.A=さんのヒントを元にパッチを作って玄箱でもテキストコンソールを表示できました。X.orgもちょっとした修正で起動できたのですが色数によって違う色化けを起こしたり、ImageMagickのimportでキャプチャした画像がディスプレイの色と違ったりしてエンディアン絡みのバグが残っているようです。パッチやパッケージはこちらに置いています。http://detroit.ddo.jp/kurobox/ -- [[みー]] &new{2006-08-06 (日) 19:04:41};
- サインはVGAですが、海箱という製品も発売されました。IDは0920のようです。次回のついでがあるようなか追加してください。 --  &new{2006-08-09 (水) 14:16:03};
- etchで、試してみたのですが、テキストコンソールが表示されませんでした。何故か、電源ボタンをしシャットダウン直前にテキストが表示されるという動作でした。 -- [[報告者]] &new{2006-08-09 (水) 21:45:03};
- Kernel 2.6.18に緑と白のIDが追加されたみたいです。 --  &new{2006-10-02 (月) 20:03:52};

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