*Movable Type 3.0 (Weblog) [#hccad0c9]
-''Movable Typeとは?''~
[[シックス・アパート社:http://www.movabletype.jp/]]が公開しているWeb日記(Weblog)のツールです。~
バージョン3.0日本語版が正式リリースされたので、早速、味見をしてみましょう。~
ここでは、限定個人ライセンス版を使用することにしました。~
限定個人ライセンスの概要は下記です。
#pre{{
限定個人ライセンスは、無償で利用可能ですが、利用できるユーザー数 (ウェブログ
投稿者数) は 1、ウェブログの数は 3 に制限されています。
また、サポートなど、有償ライセンス向けのサービスは、限定個人ライセンスでは
利用できません。
}}
-''ダウンロードおよび解凍''~
http://www.movabletype.jp/から個人限定ライセンス版をダウンロードします。~
※ダウンロードするにはユーザ登録が必要です。そして次のように解凍します。~
※tar.gz版だと解凍時エラーになるのでzip版をダウンロードしました。~
~
ここでは、Movable Typeを http://YOUR_LANDISK/www/MT/ で参照する例を説明します。~
#pre{{
landisk:~# cd /share/www
landisk:/share/www# unzip MT-3\[1\].01D-full-lib-ja.zip
解凍したディレクトリをそのままMTにmvします。
landisk:/share/www# mv MT-3.01D-full-lib-ja MT
所有者とアクセス権の設定
landisk:/share/www# chown -R www-data.www-data MT
landisk:/share/www# cd MT
landisk:/share/www/MT# chmod 755 mt*.cgi
}}
-''MySQLデータベースの作成''~
Movable Typeは、Perl言語で記述されており、その背後にデータベースを使用しています。~
ここでは、MySQLデータベースを使用したMovable Typeの構築例を紹介します。~
~
まず、MySQL上に、
ユーザ名 &color(red){''mt''}; 、パスワード &color(red){''PASSWORD''}; というアカウントで、データベース &color(red){''mt''}; を作成します。 ~
~
--''MySQL付録'' 、''"付録1: MySQLデータベースの作成方法"'' を参考にデータベースを作成してください。なお&color(red){''PASSWORD''}; は、適当に設定してください。~
--さらには、''Perl用DBI/DBDインタフェースのインストール''を前もって行っておく必要があります。~
~
-''コンフィグファイルの設定''~
http://www.movabletype.jp/manual/mtinstall.html に従いインストールをします。~
先ほど作成したMySQLデータベースの情報を設定します以外、デフォルトでOKです。~
--mt.cfg~
#pre{{
DefaultLanguage ja
CGIPath http://YOUR_LANDISK/www/MT/
#DataSource ./db #MySQLを使う場合は本設定を無効にする。
ObjectDriver DBI::mysql
Database &color(red){''mt''};
DBUser &color(red){''mt''};
}}
--mt-db-pass.cfg~
#pre{{
&color(red){''PASSWORD''};
}}
~
-''Perlモジュールのチェック''~
WEBブラウザで、http://YOUR_LANDISK/www/MT/mt-check.cgi をアクセスすると~
自動的にperlモジュールのチェックが行われます。~
最下行に下記のようなメッセージが出れば成功です。~
&ref(mt-successfull.png,nolink);
-''システムの初期化''~
WEBブラウザで、http://YOUR_LANDISK/www/MT/mt-load.cgi をアクセスすると~
自動的にシステムの初期化が行われます。~
システム初期化終了後、 mt-load.cgiの消去を促すメッセージが出るので、それに従います。
landisk:/share/www/MT# rm mt-load.cgi
-''Movable Typeの設定''~
--WEBブラウザで、http://YOUR_LANDISK/www/MT/mt.cgi をアクセスします。
--ユーザ名"Melody"、パスワード"Nelson" でログインします。
--まず最初に「メインメニュー→ショートカット→プロフィールの編集」から、~
ユーザ名とパスワードを自分の物に変更します。
--次に「メインメニュー→ショートカット→新しいウェブログの作成」を選択して、~
自分のウェブログ設定を行います。
---ウェブログの名前 …… タイトルを入れます。
---ローカル・サイト・パス …… /share/www/MT
---サイトのURL …… http://YOUR_LANDISK/
---ローカル・アーカイブ・パス …… /share/www/MT/archives
---/share/www/MT/archives …… http://YOUR_LANDISK//share/www/MT/archives/
---時間帯 …… UTC+9(日本時間)
--サイトの再構築~
~
-''日記を書くには!''~
WEBブラウザで、http://YOUR_LANDISK/www/MT/mt.cgi をアクセスして~
「メインメニュー→作成したタイトル右横の→エントリーの投稿」を選択して日記を書きます。~
そして、日記を書き終わったら毎回サイトの再構築を行う必要があります。~
けっこうめんどくさい…。
~
~
Movable Typeサンプル:http://eggplant.ddo.jp/www/MT/
~
~
*Nucleus [#b94c3729]
-''Nucleusとは?''~
Movable Typeと同じくWeb日記をするためのツールです。~
詳しくは http://japan.nucleuscms.org/ をご覧ください。~
-''ダウンロードおよび解凍''~
最新版である、Ver3.01 (Nucleus3.01_ja_euc.zip) をダウンロードします。そして次のように解凍します。~
ここでは、Nucleusを http://YOUR_LANDISK/www/Nucleus/ で参照する例を説明します。~
~
※ なお、本家の[[インストールガイド:http://japan.nucleuscms.org/documentation/index.html#installation]]も併せてご覧ください。~
#pre{{
landisk:~# cd /share/www
landisk:/share/www# unzip unzip Nucleus3\[1\].01_ja_euc.zip
解凍したディレクトリをそのままNucleusにmvします。
landisk:/share/www# mv Nucleus3.01_ja_euc Nucleus
所有者とアクセス権の設定
landisk:/share/www# chown -R www-data.www-data Nucleus
landisk:/share/www# cd Nucleus
landisk:/share/www/Nucleus# chmod 777 media
landisk:/share/www/Nucleus# chmod 666 config.php
}}
-''MySQLデータベースの作成''~
Nucleusは、PHP言語で記述されており、その背後にMySQLデータベースを使用しています。~
まず、MySQL上に、
ユーザ名 &color(red){''nucleus''}; 、パスワード &color(red){''PASSWORD''}; というアカウントで、データベース &color(red){''nucleus''}; を作成します。 ~
~
--''MySQL付録'' 、''"付録1: MySQLデータベースの作成方法"'' を参考にデータベースを作成してください。なお&color(red){''PASSWORD''}; は、適当に設定してください。~
~
-''Nucleusの設定''~
Nucluesの設定は非常に簡単です。~
WEBブラウザで、http://YOUR_LANDISK/www/Nuclues/install.php をアクセスして、~
いくつかの空欄を埋めていきます。~
詳しく説明すると。。。
--MySQLのログインデータ
---ホスト名:''loalhost''
---ユーザー名:''nucleus''
---パスワード:&color(red){''PASSWORD''};
---データベース名:''nucleus'' & 既に作ってあるのでチェックなし。
~
--ディレクトリとURL~
自動で正しくセットされているので触らない。~
~
--管理権限をもつユーザー~
''下記の項目に管理者の情報を入力します。''~
---表示される名前:
---本名(ハンドル名):
---パスワード:
---パスワードの確認:
---メールアドレス:
~
--ウェブログのデータ~
''下記の項目にWeblogのタイトル等を入力します。''~
---Blog名:
---Blogの短縮名:
~
--最後に…
---Install Nucleusをボタンを押します。
~
~
-''インストールは完了しました!''~
config.phpのパーミッション変更とファイル削除を促すメッセージが出るので、それに従います。 ~
#pre{{
landisk:/share/www/Nucleus# chmod 444 config.php
landisk:/share/www/Nucleus# rm install.sql install.php
}}
-''日記を書くには!''~
WEBブラウザで、http://YOUR_LANDISK/www/Nucleus/index.php をアクセスして~
「Admin Area→ログイン→アクション欄のアイテム追加」を選択して日記を書きます。~
そして、日記を書いた後、「アイテムを追加」ボタンを押すと即座に反映されます。~
Nucleusではアクセスがある度にページ生成を行うため、MovableTypeのような再構築の~
ステップ(静的ページの生成ステップ)がありません。~
~
Nucleusサンプル:http://eggplant.ddo.jp/www/Nucleus/~
~
-''プラグイン、カレンダー「NP_Calendar」の設置''~
Nucluesの第一印象ですが、何か物足りなさを感じます。そう、Blogに付き物のカレンダーがないのです。~
Nucleusでは、カレンダーはプラグインとして提供されており、
http://japan.nucleuscms.org/wakka/Calendar にその設定手順が詳しく説明されています。~
~
それでは、実際にカレンダーを設置してみましょう。~
--まず第一に、[[ここ:http://nucleus.fel-is.info/bb/viewtopic.php?t=404]]からNP_Calendar.zipをダウンロード・解凍して、pluginディレクトリへ保存します。
#pre{{
landisk:/share/www/Nucleus# cd /share/www/Nucleus/nucleus/plugins
landisk:/share/www/Nucleus/nucleus/plugins# unzip 何処かの/NP_Calendar.zip
}}
--次に、NucleusのAdmin Areaからログインして、メニューバーより「プラグイン管理」を選択します。~
そしてCalendarを選んで「プラグインのインストールボタン」を押します。~
~
--そうするとCalender Pluginの設定項目が現れます。右側の編集を選択して、~
Label for Monday〜Sundayを日本語表記(月〜日)に変更します。(お好みの応じて)~
~
--最後にメニューバーから「スキン編集」を選択してスキンの編集を行います。~
''grey''欄の以下の定義済みパーツの下記箇所に&color(red){ <%Calendar%> };を挿入すると良いと思います。
---月別アーカイブページ~
---メインの目次ページ~
--
#pre{{
<!-- definition of the menu -->
<div class="menu">
&color(red){ <%Calendar%> };
<!-- accessibility anchor -->
<a name="navigation" id="navigation" class="skip"></a>
<h1 class="skip">Navigation</h1>
}}
※&color(red){ <small><%Calendar%></small> };としたほうがレイアウト的にすっきりするかもしれません。
-''プラグイン「NP_wikistyle」、「NP_wtable」''~
ついでにWikiの文法をNucleusでつかえるようにするプラグインもインストールしておきましょう。~
--NP_Wikistyle05.zipを[[ここ:http://japan.nucleuscms.org/wakka/Plugin]]のNP_Wikistyle.phpより取得してください。~
--NP_Wtable02.zipは[[http://xx.nakahara21.net/item_358.html:http://xx.nakahara21.net/item_358.html]]にあります。~
それぞれ解凍してpluginディレクトリへ格納します。
#pre{{
landisk:/share/www/Nucleus# cd /share/www/Nucleus/nucleus/plugins
landisk:/share/www/Nucleus/nucleus/plugins# unzip 何処かの/NP_Wikistyle05.zip
landisk:/share/www/Nucleus/nucleus/plugins# unzip 何処かの/NP_Wtable02.zip
}}
--次に、NucleusのAdmin Areaからログインして、メニューバーより「プラグイン管理」を選択します。~
そしてwikistyle、wtableを選んで「プラグインのインストールボタン」を押します。~
~
*Webalizer [#r7bb898c]
-''Webalizerとは?''~
WEBサーバApacheのログ解析をして、アクセス履歴を視覚的に表示してくれるツールです。~
次のような情報をグラフィカルに表示してくれます。~
--月毎の統計
--日毎の統計
--時間毎の統計
--ページのアクセスランキング
--訪問先のサイトランキング
--参照先URLのランキング
--WEBブラウザのランキング
--訪問国のランキング
-
より詳しくは本家のサイトをご覧ください。
--トップページ: http://www.webalizer.org/
--レポートのサンプル http://www.webalizer.org/sample/index.html
~
~
-''インストール''~
apt-get でインストールできるので楽チンです。~
landisk:~# apt-get install webalizer
-''設定''~
設定ファイル/etc/webalizer.confを修正します。
#pre{{
LogFile /var/log/apache/access.log
HostName landisk
DNSCache dns_cache.db
DNSChildren 10
}}
自分自身のアクセスを表示しないようにするには、HideURL、HedeHideReferrerオプションを追加します。~
下記は管理人の設定例です。~
#pre{{
HideReferrer eggplant.ddo.jp
HideReferrer 192.168.0
HideURL eggplant.ddo.jp
HideURL 192.168.0
HideURL *.gif
HideURL *.GIF
HideURL *.jpg
HideURL *.JPG
HideURL *.png
HideURL *.PNG
HideURL *.ra
HideURL *.mp3
HideURL *.jpeg
HideURL *.css
}}
-''ログ解析と表示''~
以下のコマンドを実行すると、/var/www/webalizer に解析結果が格納されます。~
landisk:~# webalizer
http://YOUR_LANDISK/webalizer/index.html より解析結果を見ることができます。~
※ cronを起動している場合は、毎日自動更新されます。~
~
-''その他''~
解析結果を他人に見られたくない場合、.htaccessファイルでアクセスを制限することができます。~
下記はローカルネットワーク内からのみ、アクセスを許可する例です。~
/var/www/webalizer/.htaccess
#pre{{
order deny,allow
deny from all
allow from 192.168.0.0/24
}}
~
~
#counter