Samba3/Netatalk2 †
- はじめに
- samba3とnetatalk2
これらを用い、Windows/Mac双方からファイル共有可能な環境を構築します。
補足:appletalkを使用しない場合は、netatalkをインストールする必要はありません。
Macと接続しない場合や、MacとSambaでのみ接続する場合がこれに該当します。
- UTF8(UTF-8)
ファイル名をUTF8(UTF-8)で扱うことで、日本語ファイル名の文字コード問題を解決しました。
- 認証
本設定例では、ローカルネットワーク内からのみアクセスを許可します。
個人で使用することを想定しているため、パスワード等の設定は行いません。
- ホームページ:「netatalk2 & samba3」
本件に関して本ページの管理人様より多大なる助言を頂き、大変感謝いたします。
本ページで紹介されているパッチをNetatalkに適用しました。
(ソースはここに置いておきます。)
WebDAV †
- WebDAVとは?
- 簡単に言えば、Apacheをファイルサーバとして利用する機構(機能)です。
MacOSXやWindowsXP等のフォルダ上から、ファイル共有可能です。
(WebDAVを使用すれば、sambaやnetatalkがいらなくなるかも。)
- HTTPプロトコルでファイル共有(port80を使用)
本例では、インターネット上からアクセスできないように設定を行いますが、
HTTPが通る環境、すなわち、インターネットの内外からファイル共有が可能です。
(これが本来の使用方法でしょうけど…)
- インストール&設定
- WebDAVフォルダの準備
/share/webdavというディレクトリを作成して、そこをファイル共有する方法を例に説明します。
landisk:~# cd /share
landisk:/share# mkdir webdav
landisk:/share# chown -R www-data:www-data webdav
landisk:/share# chmod -R a+rwx webdav
- libapache-mod-davのインストール
WebDAVモジュールをapacheに組み込みます。
landisk:~# apt-get install libapache-mod-dav
- /etc/apache/conf.d/libapache-mod-dav … WebDAVの設定
本設定例では、個人使用が前提であるため、パスワードによる認証は行いません。
その代りに、ローカルネットワーク内のマシンからのみ、接続を許可するよう設定します。
ServerName 192.168.1.81 ←※1
# ServerName landisk
# ServerName eggplant.ddo.jp
Alias /webdav /share/webdav
<IfModule mod_dav.c>
DAVLockDB /var/lock/DAV/apache
DAVMinTimeout 600
# Below is a sample configuration.
# The configuration could e.g. also be at VirtualHosts
#
# Please read the documentation to the security risks before
# enabling WebDAV!
<Location /webdav>
DAV On
#<LimitExcept GET OPTIONS>
# require user 1234
#</LimitExcept>
Order deny,allow
Deny from all
Allow from 127.0.0.1
Allow from 192.168.0.0/24
Allow from 192.168.1.0/24
LimitXMLRequestBody 0
</Location>
</IfModule>
※1 ServerNameを指定しないとファイルのリネームができないもよう。
- これで設定は終了です。
- 接続試験
- Windows XPから
「マイ ネットワーク」から「ネットワークプレースを追加する」を選択すると、
「ネットワークプレースの追加ウィザード」が開始されます。手順に従い進めて行き、
「このネットワークプレースのアドレスを追加してください」という窓の所で、
WebDAVフォルダのURLを記述します。
(MY_LANDISKには※1で指定したServerNameを指定します。)
http://MY_LANDISK/webdav
そして、そのまま、ウィザードを進めて行くと、最後にwebdavフォルダが表示されます。
以後、LANDISK上のwebdavフォルダはマイネットワークから直接呼び出すことができます。
- MacOSXから
「サーバ接続」でWebDAVフォルダのURLを記述すると、デスクトップウィンドウ上に、
ネットワーク接続のアイコンwebdavが現れ、Macからアクセスできるようになります。
- mod-encoding
ファイル名をUTF8以外の文字コードで扱うOS、例えば、Windows 9x系等からアクセスすると、
文字化けするかもしれません。
そのような場合は、mod-encodingをapacheに組み込むことで文字化けを解消できるかも!
。
(未検証です。)
- モジュールのインストール
landisk:~# apt-get install libapache-mod-encoding
- /etc/apache/cond.d/mod_encording.confの設定
次の内容で作成します。
<IfModule mod_encoding.c>
EncodingEngine on
SetServerEncoding UTF-8
DefaultClientEncoding UTF-8 CP932 EUCJP-MS
AddClientEncoding "Microsoft .* DAV 1.1" ASCII CP932 UTF-8
AddClientEncoding "Microsoft .* DAV" UTF-8 CP932
AddClientEncoding "(Microsoft .* DAV $)" UTF-8 CP932
AddClientEncoding "(Microsoft .* DAV 1.1)" CP932 UTF-8
AddClientEncoding "Microsoft-WebDAV*" UTF-8 CP932
AddClientEncoding "RMA/*" CP932
AddClientEncoding "xdwin9x/" CP932
AddClientEncoding "cadaver/" UTF-8 EUCJP-MS
AddClientEncoding "Mozilla/" EUCJP-MS
</IfModule>
- apacheの再起動
省略…
iTunesサーバ … mt-daapd †
- はじめに
mt-daapdとはLinuxマシンをiTunesサーバにするソフトウェアです。
UNIX USER 2004/11月号にLANDISKをiTunesサーバにする解説記事が、掲載されているそうです。
私は、知らなくて買いそびれちゃいましたが、本誌を持っている方はそちらを参考にしたほうが良いかも。
- 日本語曲名の文字化け対策
(もしかしたらプログラムのほうで対策したのかもしれませんが、)
ファイル名をUTF8で扱えば、日本語の曲名が文字化けしないようです。
Samba3/Netatalk2の設定を前節のとおり行っていれば、既にUTF8で扱うよう設定されています。
上記間違いでした。
正しくは、曲中のID3タグがUTF-8でない場合、iTunes上で曲名が文字化けするというものでした。
iohack版のSHIFT-JISt/UTF-8両対応mt-daapdを、debian26環境でビルドしたものを用意しました。
- インストール
landisk:~# apt-get install mt-daapd
- /etc/mt-daapd.confの編集
次の3箇所を好みに応じて編集します。
admin_pw mt-daapd ← ブラウザでアクセス時のパスワード
mp3_dir /share/disk/mp3 ← 音楽ファイルを格納するディレクトリ
servername LANDISK ← iTunes上に表示されるサーバ名
#ssc_extensions .ogg ← もしあれば、コメント化
#ssc_prog /etc/mt-daapd-ssc-script ← もしあれば、コメント化
- iTunesからアクセス
iTunesを起動して、
環境設定(設定)→ 共有 →「共有されている音楽を検索する」をチェックすると、
左側のスパンにLANDISKが現れ、音楽を再生することが可能になります。

- その他
http://MY_LANDISK:3689/ をWEBブラウザでアクセスすると、
mt-daapdの設定画面が表示されます。
- ユーザ名:空白
- パスワード:admin_pwに設定したパスワード
ででアクセスできます。
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