X Window System / Xvncの導入 Edit

  • X Window Systemの導入
    MS-WindowsやMac上のVNCクライアントから、wdm経由でログインできるよう、設定を行います。
    • インストール
      apt-getで一気に入れてしまいます。
      なお、"Select the desired default display manager."と表示される所でwdmを選択します。
      landisk:/# apt-get install x-window-system xfonts-a12k12 kterm vncserver wdm
      
    • /root/.xsession
      X Windowが立ち上がる時、最初に実行されるファイルです。
      ウィンドウマネージャやアプリケーションの起動を行います。
      以下の内容で作成します。(お好みに応じて変更してください。)
      #!/bin/sh
      
      PATH=/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/bin/X11
      export PATH
      
      [ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources
      xsetroot -solid grey
      xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" &
      exec twm
      
    • /root/.Xresources
      これは各種アプリケーションの設定を記述するファイルです。
      お好みに応じて設定してください。 本例ではxtermの背景色と文字色を指定しています。
      XTerm.vt100.foreground:      black
      XTerm.vt100.background:      white
      
    • /root/.twmrc
      ウィンドウマネージャーtwmの設定ファイルです。
      メニューからxterm等を起動できるように変更を加えます。
      /etc/X11/twm/system.twmrc-menuをコピーして、
      landisk:/# cd /root
      landisk:~# cp /etc/X11/twm/system.twmrc-menu .twmrc
      
      以下のメニュー設定部を変更します。
      70行目付近
      #
      # And a menus with the usual things
      #
      menu "main"
      {
      		"Main Menu"		f.title
      		"Debian"		f.menu "/Debian"
      		"xterm"			f.exec "xterm -sb -ls &"
      		"kterm"			f.exec "kterm -sb -ls &"
      		"emacs"			f.exec "emacs &"
      		"xcalc"			f.exec "xcalc &"
      		"oclock"			f.exec "oclock &"
      		"xkill"			f.exec "xkill &"
      		""			f.nop
      		"Show Icon Manager"	f.showiconmgr
      		"Hide Icon Manager"	f.hideiconmgr
      		""			f.nop
      		"Exit"			f.menu "Quit-Verify"
      }
      
  • wdmとXvncの連携
    vncクライアントからwdm経由でログインできるように設定します。
  • /etc/X11/wdm/Xservers
    最下行を次のように変更します。
    #:0 local /usr/bin/X11/X -nolisten TCP
    :0 local /usr/bin/Xrealvnc -geometry 1024x768 -depth 16
    
  • /etc/X11/wdm/wdm-config
    (原因不明ですが、falseにしないとログインできなかったので、、、)
    10行目付近
    DisplayManager._0.authorize:    false
    
  • wdmを起動します。
    landisk:/# /etc/init.d/wdm restart
    Starting WINGs display manager: wdm.
    
  • vncクライアントから接続します。
    WindowsやMac上のvncクライアントから接続します。
    通常は、"IPアドレス:DISPLAY番号"で接続しますが、
    wdm経由で接続する場合は、IPアドレスだけを入力します。

    vnc-xdm1.jpg

    vnc-wdm.jpg

    root等のアカウントでログインできます。

Emacs21とAnthyによるプチ日本語化 Edit

Emacs上で日本語が読み書きできる最小限の環境を構築します。

  • インストール
    Emacs21とかな漢字変換エンジンanthyをインストールします。
    landisk:/# apt-get install emacs21 anthy anthy-el
    
  • /root/.emacs
    .emacsファイルを下記内容でホームディレクトリに作成します。
    (set-language-environment "Japanese")
    (load-library "anthy")
    (setq default-input-method "japanese-anthy")
    
    (setq default-frame-alist '( (font . "7x14" ) ))
    (global-font-lock-mode t)
    
  • 動作確認
    一旦emacsを終了して、再起動します。
    "C-\"(コントロールキーを押しながら\)をタイプするとAnthyが起動します。
    そして、コマンドライン行に<Anthy :あ>と表示されればOKです。

    anthy.png

ntpdate(時刻補正) Edit

  • ntpdateとは?
    インターネット上のNTPサーバから正確な時刻を取得し、システム時間の同期を行うプログラムです。

    ntpdateコマンドをインストールします。
    landisk:~# apt-get install ntpdate
    

  • NTPサーバ
    時刻の同期を行うにはNTPサーバを指定する必要があります。
    NTPサーバ一覧から近場の物を選択すると良いと思います。
    ちなみに、福岡大学のNTPサーバ(clock.nc.fukuoka-u.ac.jp)が非常に有名です。
    管理人はプロバイダ(OCN)のNTPサーバを使うことにしました。

  • 時刻の同期
    ntpdateコマンドにNTPサーバ名を指定して実行します。
    landisk:~# ntpdate ntp-tk01.ocn.ad.jp
    Looking for host ntp-tk01.ocn.ad.jp and service ntp
    host found : ntp-tk01.ocn.ad.jp
    13 Mar 19:04:44 ntpdate[1223]: adjust time server xx.xx.xx.xx offset 0.001005 sec
    
  • 起動時に時刻合わせ
    debianでは、起動時に/etc/init.d/ntpdateが呼ばれ、自動的に時刻補正が行われるようです。
    そのときアクセスするNTPサーバの指定は、/etc/default/ntpdateで行います。
    • /etc/default/ntpdate
      # servers to check.   (Separate multiple servers with spaces.)
      NTPSERVERS="ntp-tk01.ocn.ad.jp"
      #
      # additional options for ntpdate
      #NTPOPTIONS="-v"
      NTPOPTIONS="-u"
      

  • cronで自動更新
    cronを使い毎日自動更新を行います。
    ntpdate-cronという名前で次のようなスクリプトを作成し、
    #!/bin/sh
    /etc/init.d/ntpdate start
    
    実行属性をセットし、/etc/cron.daily ディレクトリにコピーします。
    landisk:~# chmod +x ntpdate-cron
    landisk:~# cp ntpdate-cron /etc/cron.daily
    
    これで、毎日時刻が補正されるようになります。
    • 補足
      ファイル名がntpdate.cronではダメでntpdate-cronならOKだった。!
      run-partsは、ピリオドを含むコマンド名を認識しないみたい。??


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Last-modified: 2006-06-13 (火) 20:02:27 (6690d)